口腔がんのセカンドオピニオン

口腔がんの年間の発生頻度は日本人では10万人あたり約15人前後で、他の部位におけるがん発生頻度と比較すると決して高くはありません。しかし、口腔の病気は食べる、話すといった基本的な生活行動に支障を来たすため、病気に罹ると生活の質(QOL)は著しく損なわれてしまいます。従って、病気を適切に診断、治療することはその後の人生にとって非常に大切になってきます。

口腔がんの治療成績の向上には他の部位のがんと同様に早期発見が重要で、がんの進行度によって治療成績は大きく違ってきます。治療後の5年生存率はステージが低い程良好で、ステージⅢでも概ね80%あります。しかし、ステージⅣでは60%以下まで低下します。口腔がんは直接目で見ることができ、触ることもできますので、病状の軽いうちに専門医を受診することで比較的容易に早期発見ができます。

当科ではがん治療認定医(歯科口腔外科)を含めた4名の歯科医師で診断、治療を適切に行なっております。さらに、多様化した医療に対して専門的な医学的意見を提供するため、主治医の同意のもとにセカンドオピニオン外来を行なっております。また、当科では口腔領域の良性腫瘍、外傷、口唇口蓋裂、顎変形症、歯科インプラントなども幅広く取り扱っておりますので、これら疾患に対する最新の情報も提供することができます。

歯科口腔外科 窪田 泰孝