膝の疾患

変形性膝関節症

「膝の軟骨がすり減っています。」こう言われたことはありませんか?

変形性膝関節症とは、「膝の軟骨がすりへる病気」です。
軟骨は年をとると、劣化をおこし徐々にすり減ってきます。
以前、膝を怪我したことがある方は、症状が早く起こります。
国内の調査によると、毎年90万人がこの病気を新たに発症し、症状のある患者さんは800万人、
症状のない患者さんは3080万人と言われています。
高齢化が進んでいる昨今、その数はさらに増える見込みです。

通常、内側の軟骨が特にすり減る例が多く、初期・中期には内服・関節注射・運動指導で治療します。
しかし、軟骨がさらにすり減ってしまい、軟骨下の骨が露出してしまうと

  1. 痛くて30分歩けない
  2.  膝が立った時に曲がってO脚になっている

などの症状が出てきます。
このような末期の変形性膝関節症になると、歩けなくなることで足の筋肉が弱ってしまい寝たきりの原因となることがあります。そのため当科では人工膝関節手術を行っています。

人工関節とは、「すり減った軟骨の代わりに、骨を覆う金属をはめ込む手術」です。
(全部金属にかわることを心配される方がいますが、表面を置き換えるだけです。)
日本では2006年に年間5万例の手術がありました。
このまま高齢化が進むと、2030年には7倍の手術が行われると予測されています。

手術対象は65~85歳程度、手術時間は1.5~2時間、入院期間は4-5週のかたがの方がほとんどです。高齢でもあきらめずにもっと動きたい方がおられましたら、一度受診をおすすめいたします。

当科の人工膝関節手術症例数

年度 症例数
2009年 39例
2010年 49例
2011年 54例
2012年 44例
2013年 59例